ホワイトボードの捨て方は?捨てる際の注意点や費用相場も徹底解説

ホワイトボード 捨て方

ホワイトボードの捨て方がわからず、どの方法が最も適切で費用を抑えられるのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか? ホワイトボードの処分方法は、サイズや用途によって大きく異なり、適切な方法を選択することで費用と手間を最小限に抑えることができます。

この記事では、家庭用・事業用ホワイトボードの具体的な捨て方、各処分方法の費用相場とメリット・デメリット、サイズ別の最適な処分方法、処分時の注意点とトラブル回避策について詳しく解説していきます。

1. ホワイトボードの捨て方!

ホワイトボードの処分には複数の選択肢があり、それぞれに費用や手間、適用条件が大きく異なります。ここでは最も一般的な4つの処分方法について、具体的な手順と費用相場を詳しく解説します。自分の状況に最も適した方法を選択しましょう。

処分方法 費用目安 手間 こんな人におすすめ
自治体の不燃ゴミ 0円(指定袋のみ) 小型サイズの製品を処分したい
自治体の粗大ゴミ 200~1,000円 大型サイズの製品を処分したい
不用品回収業者 3,000~10,000円 ⚪︎ 手間をかけずに処分したい
リサイクルショップ 0円(収益あり) 現金化したい
フリマアプリ 0円(収益あり) × 少しでも高く売りたい
知人への譲渡 0~3,000円 身近に必要な人がいる

※手間 ⚪︎:手間がかからない、△:やや手間がかかる、×:手間がかかる

捨て方1:自治体の不燃ゴミとして出す

小型のホワイトボードなら、自治体の不燃ゴミとして無料で処分できます。多くの自治体では一辺が30cm未満のホワイトボードを不燃ゴミとして収集していますが、材質や構造によって分別方法が変わる場合があります。

処分条件として、枠が金属製の場合は金属ゴミ、木製枠の場合は可燃ゴミとして分別が必要な地域もあります。マグネット付きの小型ホワイトボードは、マグネット部分を取り外して分別する必要がある場合もあるため注意してください。

分解が困難な場合は、無理をせず粗大ゴミとして処分することをおすすめします。処分前には必ずサイズと材質を確認し、お住まいの地域のルールに従って適切に分別することが大切です。

捨て方2:自治体の粗大ゴミとして出す

ホワイトボードを確実かつ安全に処分するなら、自治体の粗大ゴミ回収サービスが最もおすすめです。全国どこでも利用でき、適正な料金で処分できるため、迷った場合はこの方法を選択するのが安心です。

申し込みは電話またはインターネットで行い、ホワイトボードのサイズ(縦×横×厚み)を伝えて処分料金を確認します。料金相場は200円~1,000円程度で、サイズが大きいほど高額になります。支払いは粗大ゴミ処理券を購入してホワイトボードに貼り付ける方式が一般的です。申し込み後は、自治体から指定された日時に指定場所(通常は自宅前の道路)にホワイトボードを出します。

回収は平日が多く、時間指定はできません。収集日の朝8時頃までに出すのが一般的で、持ち込み処分が可能な自治体では回収よりも安価になることが多いです。

処分ルールは自治体によって大きく異なるため、必ずお住まいの地域の公式サイトで最新情報を確認してください。サイズ制限、分解の要否、料金体系などが地域によって違い、間違った方法で出すと回収されない場合があります。

捨て方3:不用品回収業者に依頼する

手間をかけずに確実に処分したい場合は、不用品回収業者への依頼が最適です。自宅まで回収に来てもらえ、運び出しも任せられるため、重いホワイトボードや大型サイズでも安心して処分できます。

利用するメリットとデメリットは、最大のメリットは即日から数日以内の迅速な対応と、自宅からの運び出しを任せられる手軽さです。また、他の不用品もまとめて処分できるため、引っ越しや大掃除の際に特に便利です。

一方で、デメリットは費用が3,000円~10,000円程度と高額になることと、業者によってサービス品質に差があることです。

適正な業者選びのポイントについては、信頼できる業者を選ぶため、一般廃棄物収集運搬許可証を持つ業者を選択してください。複数業者から見積もりを取り、料金体系が明確で追加料金がかからないか確認しましょう。

「無料回収」を謳う業者は避け適正な料金を提示する業者を選ぶことで、後々のトラブルを防げます。口コミや評判も事前に調べることをおすすめします。

捨て方4:リサイクルショップで売却する

手間をかけずにすぐ現金化したいなら、リサイクルショップでの売却がおすすめです。状態の良いホワイトボードなら、処分費用をかけずに収入を得られる魅力的な選択肢といえるでしょう。

カタニャン

コクヨやプラスなどの有名メーカーのものは売れやすいよ!

また、高く売るためには、ボード面のインク汚れやフレームのホコリをきれいに掃除し、マーカー、イレイサー、マグネットなどの付属品を揃えることが重要です。キャスター付きの場合は、動きがスムーズかどうかも確認・清掃してください。

ただし、傷や汚れがひどい場合や付属品が欠けている場合は買取不可になることが多いため、持ち込む前に電話やオンライン査定で買取可能かを確認すると確実です。

捨て方5:フリマアプリ・ネットオークションで売却する

リサイクルショップよりも高値での売却を狙うなら、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・ネットオークションがおすすめです。ただし、梱包や発送の手間を惜しまず、小型~中型の個人で配送できるサイズのホワイトボードに限られます。

売却の流れは、まず商品を清掃して傷や汚れがないか確認し、商品の写真(全体、細部、付属品など)を複数枚撮影します。その後、サイズ、メーカー、状態などを詳しく記載して出品し、売れたら丁寧に梱包して発送します。

高く売るためには、「送料込み」の価格設定にして、タイトルに「美品」「付属品完備」「キャスター付き」など商品の魅力を入れることが効果的です。傷や汚れがある場合は正直に記載し写真も載せることで、購入者の信頼を得られます。

注意点として、大型ホワイトボードは送料が1万円を超えることもあり不向きです。また、梱包が不十分だと配送中に破損するリスクがあり、個人間取引のため値下げ交渉や質問への対応が必要になることも考慮しておきましょう。

捨て方6:友人・知人に譲る

売るほどではないが捨てるのがもったいないホワイトボードなら、友人・知人への譲渡が最適です。費用や手間をかけずに手放したい方におすすめの方法で、必要としている人に喜んでもらえます。

譲る際の流れは、まずSNS(ジモティーなど)や地域の掲示板、知人への声かけで欲しい人を探します。その後、現物を見てもらって状態に納得してもらい、受け渡し方法(直接引き取り、自家用車での配送など)を決めます。

円滑に進めるためには、事前にきれいに清掃しておくのがマナーです。傷や不具合がある場合は正直に伝えることで後のトラブルを防げ、付属品も一緒に渡すと喜ばれます。

注意点として、必ずしも欲しい人がすぐに見つかるとは限らず、遠方の場合は結局送料の問題が発生する可能性があります。それでも、処分費用をかけずに有効活用してもらえる環境に優しい選択肢といえるでしょう。

2.【サイズ別】最適なホワイトボードの捨て方

ホワイトボードの処分方法は、サイズによって大きく異なります。ここでは、ホワイトボードのサイズ別に最適な処分方法をご紹介します。お持ちのホワイトボードの大きさを確認して、最も適した方法を選んでください。

小型ホワイトボードの場合

一辺の長さが30cm未満の小型ホワイトボードなら、自治体の不燃ゴミや金属ゴミとして指定の袋に入れて集積所に出すのが一般的です。卓上サイズや冷蔵庫に貼るシートタイプなどが対象となります。

分別方法は素材によって異なるため注意が必要です。フレームが金属製の場合は不燃ゴミ、木製の場合は可燃ゴミになるなど、自治体のルールによって分別が変わります。マグネットシートタイプは多くの地域で不燃ゴミとして処分できます。

処分前には必ずお住まいの自治体の分別ルールを確認することが重要です。自治体によっては「30cmを超えなくても、指定袋に入らなければ粗大ゴミ」というルールの場合もあるため、サイズ規定だけでなく袋に入るかどうかも確認しておきましょう。

状態が良ければフリマアプリでの売却も可能ですが、送料が商品価格を上回らないよう注意してください。

中型ホワイトボードの場合

一辺の長さが30cm以上の中型ホワイトボードは、自治体の粗大ゴミとして処分するのが最も一般的です。家庭学習用や小規模なミーティング用のホワイトボードが対象となります。

自分で解体して小さくすれば不燃ゴミで出せる可能性もありますが、その場合は適切な安全対策を施すことが重要です。工具の扱いや解体作業に慣れていない方は、安全性を考慮して粗大ゴミとして処分することをおすすめします。

大型・特大ホワイトボードの場合

一辺の長さが180cmを超える大型・特大ホワイトボードは、不用品回収業者への依頼が最も現実的な処分方法です。脚付き・キャスター付きタイプなど、重量が非常に重いものが対象となります。

不用品回収業者への依頼には多くのメリットがあります。電話一本で即日対応してくれる場合があり、解体や搬出をすべて任せられるため手間がかかりません。また、オフィス家具など他の不用品もまとめて処分できるため効率的です。

自治体の粗大ゴミとして出すことも可能ですが、サイズや重量に上限があり、回収不可となる場合も多いため注意が必要です。
不用品回収業者を利用する際は、費用が数千円からと比較的高額になることを覚悟しておきましょう。

3.ホワイトボードを捨てる際の注意点

ホワイトボードの処分では、適切な手順を踏まないと回収拒否や追加費用、情報漏洩などのトラブルが発生する可能性があります。ここでは、よくあるトラブル事例を元に、安全で確実な処分を行うための重要な注意点を解説します。

事前に確認しておくことで、スムーズで安心な処分が可能になります。

分解する際は安全対策を施す

大型ホワイトボードを分解すれば処分費用を削減できますが、必ず十分な安全対策を施してから作業に取りかかりましょう。特に金属製の枠やガラス素材を使用したホワイトボードは、分解時に鋭利な破片が飛散する危険があります。

必要な工具は、プラスドライバー、マイナスドライバー、ペンチ、カッターなどの基本工具です。金属製枠の場合は金属用ノコギリも準備してください。安全装備として作業用軍手、保護メガネ、長袖の作業服は必須で、作業は平らで安定した場所で周囲に十分なスペースを確保して行います。

分解手順は、まずネジや金具を外して枠とボード面を分離させます。枠は金属製なら金属ゴミ、木製なら可燃ゴミ、プラスチック製なら不燃ゴミまたはプラスチックゴミとして分別してください。ボード面は多くの場合不燃ゴミ扱いですが、自治体によって異なるため確認が必要です。

マグネットやマーカーホルダーなどの付属品も取り外し、素材に応じて適切に分別することが重要です。工具の扱いや解体作業に慣れていない方は、無理をせず専門業者に依頼することをおすすめします。

事業用ホワイトボードは産業廃棄物として処理する

事業所や法人で使用していたホワイトボードは、産業廃棄物処理業者への依頼が法的に義務付けられており、一般的な粗大ゴミとして自治体に出すことはできません。

廃棄物処理法に基づき、事業者は自らの責任で適切に処分する必要があります。この義務を怠ると、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(法人の場合は3億円以下)という重い罰則の対象となるため注意が必要です。

産業廃棄物として処理する場合は、産業廃棄物収集運搬許可と処分許可を両方持つ専門業者へ依頼しましょう。

個人情報・機密情報の取り扱いに注意する

ホワイトボードを処分する前には、個人情報や機密情報が残っていないか確認し、適切な処理を行うことが重要です。家庭用であっても予想以上に多くの情報が残っている可能性があり、適切な処理を行わないと情報漏洩のリスクがあります。

確認すべき項目は、書き込まれた文字や図表が完全に消えているか、貼り付けられた付箋やメモ、家族の予定表や連絡先、学習内容や宿題の記録、マーカーで薄く残った文字などです。マグネットで貼り付けられた書類の裏面にも個人情報が記載されている場合があるため注意してください。

情報の除去方法として、書き込み内容は専用クリーナーまたは消毒用エタノールで完全に除去し、貼り付けられたシールやメモは完全に剥がして処分します。薄く残った文字は重ね書きしてから消去することで確実に除去できます。

カタニャン

売却や譲渡の前には特に慎重に確認しよう!

4.ホワイトボードの捨て方に関するよくある質問と回答

ホワイトボードの処分に関して、多くの方が抱く疑問や不安を解消するためのQ&Aをまとめました。実際の処分時によく発生する細かな疑問点について、簡潔で実用的な回答を提供します。これらの回答を参考に、自信を持って最適な処分方法を選択してください。

買取査定でチェックされるポイントは?

表面の汚れ以外にも、枠の状態、サイズ、ブランドなどが買取価格に大きく影響します。

ホワイトボードの査定では、表面の書き心地だけでなく枠の状態、ブランド、サイズ、付属品の有無など総合的な状態がチェックされます。売却前にこれらのポイントを把握しておくことで、買取可能性を高められます。

具体的な査定ポイントは、枠の傷や変色、角の欠け、マグネットの吸着力、表面の消去具合などです。特にコクヨ、プラス、オカムラなどの有名ブランド製品は、多少の使用感があっても買取してもらえる可能性が高いです。

査定額を上げるには、専用クリーナーで表面を完全に清拭し、付属品(マーカー、イレーザー、マグネット)も揃えて査定に出すことが効果的です。

リサイクルショップで値がつかない場合でも、フリマアプリなら500円~2,000円程度で売却できる場合が多いため、複数の方法を試してみることをおすすめします。事前にポイントを押さえておけば、より良い条件での売却が期待できるでしょう。

脚付きの製品は分解しないと粗大ごみに出せない?

自治体によって異なりますが、多くの場合は分解せずにそのまま粗大ごみとして出せます。

脚付きのホワイトボードも一つの家具として扱われ、分解の必要がない自治体が大半です。ただし、サイズが180cm×120cmを超える場合や、重量が30kgを超える場合は、自治体によって取り扱いが異なるため事前確認が必要です。

分解が必要かどうかの判断基準は、お住まいの自治体の粗大ごみ受付時に確認するのが確実です。分解が困難な場合や工具がない場合は、不用品回収業者に依頼する方が安全です。分解する場合は、脚部とボード部分を分けて、それぞれを適切に分別して処分してください。

マグネットやペンも一緒に捨てられる?

付属品は素材に応じて分別が必要ですが、同じ回収日に出せる場合が多いです。

マーカーペンは可燃ごみまたは不燃ごみ(自治体により異なる)、マグネットは金属ごみまたは不燃ごみ、イレーザーは可燃ごみとして分別するのが一般的です。マーカーペンのインクが残っている場合は、有害ごみ扱いになる自治体もあるため注意が必要です。

粗大ごみ回収時に一緒に出したい場合は、事前に自治体に確認してください。多くの自治体では、ホワイトボード本体と同じ日に、適切に分別した付属品も回収してもらえます。分別方法が複雑な場合は、不用品回収業者にまとめて依頼することで手間を省けます。

最適なホワイトボードの捨て方を選んでスムーズに処分しよう

ホワイトボードの処分方法は多岐にわたりますが、あなたの状況に最も適した方法を選択することで、費用と手間を最小限に抑えながら確実に処分できます

30cm以下の小型なら不燃ごみで無料処分、一般的なサイズなら粗大ごみ回収が最も確実です。事業用は必ず産業廃棄物処理業者に依頼し、家庭用と混同しないよう注意しましょう。手間をかけずに処分したい場合は不用品回収業者、費用を抑えたい場合は状態が良ければフリマアプリでの売却も検討してみてください。

処分前には必ずお住まいの自治体ルールを確認し、個人情報の除去や安全な分解作業を心がけてください。適切な業者選びと事前準備により、トラブルなくスムーズな処分が実現できます。この記事を参考に、自信を持って最適な処分方法を選択し、行動に移してください。