ゲーミングチェアの捨て方を徹底解説!費用を抑えて捨てるには?

このゲーミングチェア、大きすぎて捨てられないまま部屋の隅でずっと邪魔なの…どうすればいいのか全然わからなくて

相談者

カタニャン

まずは自治体の“粗大ごみ”として出す方法を確認しよう。費用も安くて、確実に処分できるよ

ゲーミングチェアを買い替えたいけど、古いゲーミングチェアの捨て方がわからず困っているという人は多いのではないでしょうか?ゲーミングチェアは大型で重く、一般ごみとして処分できないため、適切な処分方法を知らないと長期間放置することになってしまいます。

ゲーミングチェアの捨て方としておすすめなのは「自治体の粗大ごみとして処分する」方法です。費用が500円~2,000円程度と安く、確実に処分できるためです。ただし、状態が良い場合は売却も検討できます。

本記事では、ゲーミングチェアの具体的な捨て方7選、それぞれの費用相場とメリット・デメリット、処分時の重要な注意点について詳しく解説していきます。

ゲーミングチェアの最適な捨て方を結論から解説!

ゲーミングチェアは一般ごみとして処分できないため、適切な処分方法を知らないと長期間放置することになってしまいます。ゲーミングチェアは「粗大ごみ」に分類されるため、通常の燃えるごみや燃えないごみとして出すことはできません

多くの自治体では、一辺が30cm以上のものを粗大ごみとして定義しており、ゲーミングチェアは明らかにこの基準を超えていますまた、ゲーミングチェアには金属製のフレームやガスシリンダーが使用されており、重量が10kg~30kg程度と重く、運搬が困難です。

さらに分解しても部品ごとのサイズが大きいことが多く、複数の素材(プラスチック、金属、布、ウレタンなど)が組み合わされているため、これらが一般ごみでの処分を困難にしています。そのため、「自治体の粗大ごみとして処分する」方法がおすすめです。

費用が安く(500円~2,000円程度)、確実に処分でき、法的にも安全だからです。ただし、状態が良い椅子を急いで処分したい場合は、不用品回収業者の利用を検討することをおすすめします。

ゲーミングチェアの主な捨て方7選と費用相場

ゲーミングチェアを処分する方法は複数あり、それぞれ費用、手間、処分にかかる時間が大きく異なります。ここでは7つの主要な処分方法について、具体的な手順からメリット・デメリット、費用相場まで詳しく解説します。

1.自治体の粗大ゴミとして処分する

自治体の粗大ゴミとして処分する方法は、費用を抑えられるのが特徴です。全国どこの自治体でも対応しており、確実に処分できる安心感があります。手続きに若干の手間はかかりますが、費用面では最もお得な選択肢と言えるでしょう。

具体的な手順は、まずお住まいの自治体の粗大ごみ受付センターに電話またはインターネットで申し込みを行います。申し込み時に収集日、収集場所、料金を確認し、指定された金額の粗大ごみ処理券をコンビニエンスストアなどで購入します。収集日当日の朝(通常は8時30分まで)に、処理券を貼ったゲーミングチェアを指定場所に出せば完了です。

費用相場は自治体によって異なりますが、500円~2,000円程度が一般的です。東京都23区では800円、大阪市では700円、名古屋市では500円といった具合に、地域差があります。ただし、自治体ごとにサイズ制限やルールが異なるため、事前の確認が必要です。特に一部の自治体では、分解しても粗大ごみ扱いとなる場合があるので注意が必要です。

2.不用品回収業者に依頼する

来週引っ越しなのに、粗大ごみの回収予約がもういっぱいみたい…どうしよう

相談者

カタニャン

そんなときは不用品回収業者に相談するのも一つの手だよ。即日対応してくれるところもあるから、時間がないときに便利なんだ

手軽さを重視する人向けの選択肢で、電話一本で自宅まで回収に来てもらえます。急いで処分したい場合や、他にも不用品がある場合に特に便利な方法です。

メリットとして、即日対応可能な業者が多いこと、室内からの運び出しまで全て対応してもらえること、複数の不用品を同時に回収してもらえることが挙げられます。一方デメリットは、費用が高めになることと、業者選びを慎重に行う必要があることです。

費用相場は3,000円~8,000円程度で、自治体での処分と比べると割高になります。多くの業者では「軽トラック積み放題プラン」(10,000円~20,000円)なども提供しており、他の不用品と合わせて処分する場合はお得になる可能性があります。

信頼できる業者を選ぶ際は、一般廃棄物収集運搬許可を持っているか、明確な料金体系を提示しているか、事前見積もりを無料で行ってくれるかを確認しましょう。許可を持たない業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性があります

3.フリマアプリやネットオークションで売却する

まだ座れるし、もったいない気もするんだけど…やっぱり捨てるしかないのかしら

相談者

カタニャン

それならフリマアプリや買取サービスを活用してみて。有名ブランドなら意外と高く売れることもあるよ

まだ使えるゲーミングチェアをお得に手放したい場合に最適な方法です。処分費用がかからないどころか、売却益を得られる可能性があります。

メリットは売却益を得られる可能性があることと、環境に優しい処分方法であることです。一方デメリットは、出品から売却まで時間と手間がかかること、売れない可能性があること、梱包・発送の手間があることです。

売れやすいゲーミングチェアの条件として、有名ブランド(AKRacing、DXRACERなど)の製品、使用年数が3年以内、目立った汚れや破損がない、取扱説明書や組み立て工具が揃っているなどが挙げられます。出品時は複数角度からの写真撮影、詳細な商品説明、適正価格の設定(新品価格の30~50%程度)が重要です。

送料は5,000円~15,000円程度かかることが多く、この点を考慮した価格設定が必要です。梱包は元箱がある場合はそれを使用し、ない場合は分解してコンパクトにまとめることを検討しましょう。

4.リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらう

状態が良いゲーミングチェア向けの処分方法で、手軽に現金化できるメリットがあります。フリマアプリと比べると売却価格は下がる傾向にありますが、手間をかけずに処分できます。

メリットは即座に現金化できること、出品の手間がかからないこと、確実に処分できることです。デメリットは買取価格が低めになること、対象品が限定されることが挙げられます。

買取対象となるゲーミングチェアの特徴は、有名ブランドの製品、購入から3年以内、動作に問題がない、大きな汚れや破損がないなどです。買取方法は店舗への持ち込みと出張買取の2つがあり、出張買取の場合は一定の買取金額以上でないと対応してもらえない場合があります

買取相場は新品価格の10~30%程度が一般的で、人気ブランドや状態によってはより高額になる可能性もあります。

5.友人・知人に譲る、地域掲示板を活用する

無料で手放したい、誰かに使ってほしい場合に適した方法です。処分費用が一切かからず、環境にも優しい選択肢です。

メリットは費用が一切かからないこと、誰かに有効活用してもらえること、環境負荷が少ないことです。デメリットは譲り先を見つけるのに時間がかかる可能性があること、運び出しの手配が必要なことが挙げられます。

「ジモティー」などの地域掲示板を活用する場合は、詳細な商品情報の記載、引き取り条件の明記、写真の複数枚掲載が重要です。とくに引き取り場所や時間、運び出しの協力可否を明確にしておくと、スムーズな取引につながります。

個人間の取引のため、安全な場所での受け渡しを心がけましょう。

6.家具量販店や家電量販店の下取り・引き取りサービスを利用する

新しいゲーミングチェアを購入する予定がある場合に利用できるサービスです。新品購入と同時に古い椅子の処分ができるため、手間が省けます

利用条件として、新品の椅子またはデスクの購入が必要で、配送・設置サービスの利用が条件となることが多いです。費用は3,000~5,000円程度の引き取り料金が発生する場合が一般的です。

サービス提供店舗例として、ニトリ、IKEA、島忠ホームズなどがあります。ただし、店舗や時期によってサービス内容が変わることがあるため、購入前に必ず確認することが重要です。

7.自分で解体して一般ゴミとして処分する

少しバラせば普通のごみで出せるかな?解体すれば小さくなるし…

相談者

カタニャン

その考えは危険かも。ガスシリンダーの処理には注意が必要だし、多くの自治体では分解しても“粗大ごみ”扱いなんだ

この方法は基本的に推奨されません。一見費用がかからないように思えますが、実際には多くの問題があります。

推奨しない理由として、まず安全上の危険性があります。ガスシリンダーの分解は特に危険で、不適切な処理により爆発や怪我のリスクがあります。また、専用工具が必要で、分解には相当な時間と労力がかかります。

さらに重要なのは、多くの自治体では分解しても粗大ゴミ扱いとなることです。座面や背もたれ部分だけでも30cm以上になることが多く、結局は粗大ごみとして出す必要があります。分解の手間をかけたにも関わらず、費用は粗大ごみと同額になってしまうケースがほとんどです。

どうしても分解を検討する場合は、事前に自治体に確認を取り、安全な作業環境の確保、適切な工具の準備、ガスシリンダーの専門業者への処理依頼などを行う必要がありますが、手間と費用を考えると他の方法を選択することを強くおすすめします。

ゲーミングチェア処分時の費用・手間・手軽さ比較表

それぞれの処分方法を「費用」「手間」「手軽さ」の3つの観点で比較しました。あなたの状況や優先したいポイントに合わせて、最適な処分方法を選択する参考にしてください。

とくに費用を重視するか、手軽さを重視するかによって選択肢が大きく変わります。

処分方法 費用 手間 手軽さ 処分期間 おすすめ度
自治体の粗大ごみ 500~2,000円 申し込み・運び出し必要 1週間程度 1~2週間 ★★★★★
不用品回収業者 3,000~8,000円 電話一本で完了 即日対応可能 即日~3日 ★★★★☆
フリマアプリ売却 収益の可能性あり 出品・発送作業が必要 売れるまで時間がかかる 1週間~1ヶ月 ★★★☆☆
リサイクルショップ買取 数千円の収益 持ち込みまたは出張 査定後すぐ処分 1~3日 ★★★☆☆
知人に譲る・地域掲示板 0円 譲り先探しが必要 相手次第で時間変動 数日~2週間 ★★★☆☆
店舗下取りサービス 3,000~5,000円 購入時に同時処理 新品購入が条件 購入時即日 ★★★☆☆
自分で解体処分 実質粗大ごみ料金 危険で時間がかかる 推奨しない 数日 ★☆☆☆☆

※★★★★★費用がかからず安全、★★★★電話をかける手間のみで即処分可能、★★★★自分で手配する必要はあるが利益が期待できる、★危険な作業のため推奨できない

比較表を参考に、あなたの予算、時間、ゲーミングチェアの状態を総合的に判断して最適な処分方法を選択しましょう。迷った場合は、最も確実で費用を抑えられる「自治体の粗大ごみ処分」から検討することをおすすめします。

ゲーミングチェアの捨て方で重要な注意点

ゲーミングチェアの処分を行う際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを理解せずに処分を進めると、法的な問題やトラブルに巻き込まれる可能性があるため、必ず事前に確認しておきましょう。

「粗大ゴミ」としての正しい認識を持つ

ゲーミングチェアは確実に「粗大ゴミ」に分類されることを理解しておきましょう。一般的な自治体では、一辺が30cm以上または重量が10kg以上のものを粗大ゴミとして定義しており、ゲーミングチェアは明らかにこの基準を大幅に超えています。

「少し分解すれば一般ごみで出せるのでは?」と考える方も多いですが、座面や背もたれ部分だけでも30cm以上になることがほとんどです。また、金属製のガスシリンダーやフレーム部分は、どんなに細かく分解しても一般ごみとして処分することはできません

結果として、分解作業にかけた時間と労力が無駄になってしまいます。

各自治体のルール確認は絶対に必要

前に住んでたところでは持ち込みできたけど、今の地域ではどうなのか分からなくて…

相談者

カタニャン

自治体によってルールは本当にバラバラだから、必ず最新の情報を公式サイトでチェックしようね

お住まいの地域の自治体ウェブサイトで必ず最新情報を確認しましょう。粗大ごみの処理方法は自治体によって大きく異なり、料金、申し込み方法、収集日、サイズ制限などが地域ごとに設定されています

例えば、東京都23区では粗大ごみ受付センターへの事前申し込みが必要ですが、一部の地方自治体では直接清掃センターへの持ち込みが可能な場合もあります。また、処理券の購入方法や貼り付け場所、収集場所への出し方なども自治体により細かく規定されています。

とくに注意が必要なのは、引っ越し直後の方です。前の住所地と新しい住所地では処分方法が全く異なる可能性があるため、必ず新しい自治体のルールを確認してください。間違った方法で処分しようとすると、収集されずに残されてしまうケースがあります

無理な解体は絶対に避ける

ゲーミングチェアの無理な解体は非常に危険であり、さまざまなリスクを伴います。とくにガスシリンダー部分の分解は爆発や有害ガスの漏出リスクがあり、専門知識なしに行うべきではありません

また、分解作業中の怪我のリスクも深刻です。ゲーミングチェアには鋭利な金属部品や強力なバネが使用されており、適切な工具や技術なしに分解しようとすると、切り傷や打撲などの怪我をする可能性があります。とくに電動ドライバーやのこぎりなどの工具を使用する際は、慣れていない方にとって非常に危険です。

さらに、多くの自治体では分解しても粗大ゴミ扱いになることです。座面、背もたれ、アームレスト、脚部などに分解しても、各部品のサイズが30cm以上になることがほとんどで、結局は粗大ごみとして処分する必要があります。つまり、危険を冒して分解作業を行っても、費用面でのメリットはほとんどないのが現実です。

法人利用の場合は産業廃棄物として処理が必要

企業や団体で利用していたゲーミングチェアの処分には特別な注意が必要です。事業活動に伴って発生する廃棄物は「産業廃棄物」として扱われ、一般の粗大ごみとして処分することはできません

産業廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物収集運搬許可を持つ専門業者に依頼する必要があります。費用は一般的な不用品回収業者よりも高額になる傾向があり、1脚あたり5,000~15,000円程度が相場です。また、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行も必要になります。

個人事業主やフリーランスの方が自宅兼事務所で使用していたゲーミングチェアの場合も、事業用として使用していた期間があれば産業廃棄物扱いになる可能性があります。判断に迷う場合は、事前に自治体の廃棄物担当課に相談することをおすすめします。

その他の重要な注意点

不用品回収業者を利用する際は、必ず一般廃棄物収集運搬許可を持つ業者を選択してください。許可を持たない業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

また、フリマアプリやオークションで売却する際は、商品の状態を正確に記載し、ノークレーム・ノーリターンの記載だけでなく、具体的な使用年数や不具合の有無を明記することが重要です。

引っ越し時の処分を検討している場合は、引っ越し業者によっては不用品の回収サービスを提供している場合もあります。ただし、料金は割高になることが多いため、事前に複数の選択肢を比較検討することをおすすめします。

ゲーミングチェアを長持ちさせるコツと賢い買い替え方

適切なメンテナンスを行うことで、ゲーミングチェアの寿命を2~3年延ばすことが可能です。また、将来的な処分を見据えた製品選びを行うことで、買い替え時の負担を軽減できます。

定期的な清掃とメンテナンス、買い替え時期の見極め、リセールバリューの高いブランド選択などのポイントを押さえることで、経済的・環境的なメリットを得られます。

ゲーミングチェアの処分は計画的に!あなたに最適な方法を見つけよう

ゲーミングチェアの処分方法は多岐にわたりますが、あなたの状況に合わせた最適な選択をすることで、費用と手間を大幅に削減できます。この記事で解説した7つの処分方法を参考に、予算、時間、椅子の状態を総合的に判断して、最も適した方法を選択しましょう

まずは今すぐお住まいの自治体のホームページで粗大ごみの処分方法を確認し、次に椅子の状態を客観的に評価して、売却の可能性を検討してみてください。計画的な処分で、新しいゲーミングライフのスタートを切りましょう!