「机の捨て方がわからない」「できるだけ費用をかけずにスムーズに処分したいけど、どうしたらいい?」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
実は、机の処分方法には粗大ゴミ回収・解体処分・売却・譲渡など6つの選択肢があり、費用は無料から1万円以上まで大きく異なります。あなたの予算や手間をかけられる時間に合わせて選ぶことが大切です。
本記事では、机の捨て方やそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。学習机の処分時のポイントや状況別の最適な処分方法についても触れるため、ぜひ参考にしてください。
1.机の捨て方6選!費用がわかる早見表つき
机の処分方法は主に6つあり、それぞれ費用や手間、手続きが異なります。あなたの状況に最も適した方法を選んで処分しましょう。
処分方法 | 費用相場 | 手間 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
自治体の粗大ゴミ | 300〜1,000円程度 | △ | 費用を抑えたい人 |
可燃ゴミ(解体後) | 無料 | × | DIYが得意な人 |
家具販売店の引き取りサービス | 1,000〜4,000円程度 | ⚪︎ | 新しい机の購入と同時に処分したい人 |
リサイクルショップ等 | 無料〜プラス収入になる可能性 | × | 状態の良い机を持っている人 |
不用品回収業者 | 3,000〜10,000円以上 | ⚪︎ | 手間をかけずに処分したい人 |
寄付・譲渡 | 無料 | △ | 身近に必要な人がいる人 |
※手間 ⚪︎:手間がかからない、△:やや手間がかかる、×:手間がかかる
自治体の粗大ゴミ回収を利用する
自治体の粗大ゴミ回収は、最も一般的で安価に利用できる処分方法のひとつです。費用相場は300〜1,000円程度ですが、机のサイズや自治体のルールによって異なります。運び出しが必要になるため、重い机の場合は複数人で作業を行いましょう。
申し込みから回収までの手順は以下のとおりです。
- 地域の自治体のHPまたは電話で回収を申し込む
- 指定のコンビニ等で「粗大ゴミ処理券」を購入する
- 処理券に必要事項を記入し、机に貼付する
- 指定された日時・場所に机を出す
注意点として、ガラス製の部品や金属の脚など、分別が必要な場合があります。自治体によっては一部の素材が粗大ゴミとして扱われないこともあるため、事前の確認が重要です。
メリット | デメリット |
---|---|
費用が安く済む | 回収日が限られている |
自治体公式サービスなのでトラブルが少ない | 大きさや重さによっては搬出が大変 |
机を解体して可燃ゴミとして捨てる
大型の机を解体し、可燃ゴミ・不燃ゴミとして処分する方法もあります。費用はかかりませんが、解体の手間と分別の正確さが求められます。一部の自治体では、「長さ◯cm以上の部品は粗大ゴミ扱い」としている場合も。あらかじめ自治体の公式サイトで確認しておくと安心です。
解体・処分の基本手順は下記のとおりです。
- ドライバーやハンマーを使って机を分解する
- 木製部分は可燃ゴミ、金属部分は不燃ゴミに分別する
- 各パーツを自治体のゴミルールに従って出す
机の解体作業では安全対策が重要です。作業時には軍手や保護メガネを必ず着用しましょう。解体中に尖った部品や鋭利な金具が現れることがあり、素手で触れると手を切る恐れがあります。また、木くずや金属の破片が飛び散ることもあるため、目を保護するメガネやゴーグルも必要です。
ガラス製の天板や金属製の脚を使用した机は特に注意が必要です。ガラスが割れると細かい破片が広範囲に飛び散り、けがの原因となることも。金属部分も角や端が鋭くなっているため、うっかり触れると裂傷や打撲につながる危険性があります。
作業はなるべく広めのスペースで行い、小さな子どもが近づかないようにすることも大切です。安全を最優先に、しっかり準備を整えてから作業を始めましょう。
メリット | デメリット |
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無料で処分できる | 解体に手間と時間がかかる |
自分のタイミングで処分できる | 工具や作業スペース、安全対策が必要 |
家具販売店の引き取りサービスを利用する
新しい机の購入を検討している方は、家具販売店の引き取りサービスがおすすめです。費用はかかりますが、買い替えのタイミングで古い机を処分できます。
店舗によっては条件付きで無料引き取りを行っている場合もあります。また、自宅まで回収に来てもらえるため、運搬が困難な方には最適。ただし、引き取り対象商品が「購入品と同等の商品」に限定されている場合が多いため、事前の確認が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
購入と同時に処分できる | 基本的に新規購入が前提条件 |
自宅まで回収に来てくれるため運搬不要 | 引き取り料金が発生することが多い |
リサイクルショップ・フリマアプリで売却する
状態が良好な机であれば、リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリ(例:メルカリ・ラクマ)で売却したりすることで、利益が出る可能性もあります。
リサイクルショップの場合、持ち込みが必要です。宅配買取を行っている業者もあるので、事前にチェックしてみてください。フリマアプリでは、梱包・発送の手間や送料の自己負担がデメリットになりますが、家具配送サービスを使えば自宅での集荷も可能です。
高く売るためには、机の状態が非常に重要です。まずは、机の表面や脚部分などを丁寧に掃除し、ほこりや汚れをしっかりと落としましょう。見た目の印象が良ければ、購入者の関心を引きやすくなります。
カタニャン
商品写真も非常に重要なポイントです。明るい場所で複数の角度から撮影することで、机の状態や形がよく伝わり、購入者に安心感を与えられます。
メリット | デメリット |
---|---|
状態が良ければ利益が出る | 梱包や配送など手間がかかる |
エコ活に貢献できる | 状態が悪いと買い手がつかない、または買取不可 |
不用品回収業者に依頼する
自宅からの運び出しから処分まで、すべて任せられる不用品回収業者は、手間をかけたくない方におすすめ。特に急ぎの場合や大型家具の複数同時処分にも対応可能です。
費用は机のサイズや地域、業者により変動しますが、3,000〜10,000円程度が一般的。追加料金が発生することもあるため、必ず見積もりの明細を確認しましょう。
依頼の基本的な流れは以下のとおりです。
- 業者に電話またはWebで問い合わせ
- 無料見積もり(訪問 or 写真送付)
- 回収日の確定・当日作業
- 現金またはカードで支払い
不用品回収業界には、残念ながら許可を持たない違法業者や、回収した品を不法投棄する悪質な業者も存在します。こうした業者に依頼すると、高額請求や法的トラブルに巻き込まれるリスクもあるため、業者選びは慎重に行ってください。
「一般廃棄物収集運搬許可証」などの行政許可を取得している業者を選び、見積もり時に明確な金額と作業内容が書面で提示されるか確認しましょう。
口コミやレビューの評価が高い業者を選ぶことで、サービスの質や対応の良さを事前に把握できます。
メリット | デメリット |
---|---|
自宅まで回収に来てくれる | 他の方法と比べて費用が高い |
即日または希望日時に対応できる | 悪質な業者によるトラブルのリスクがある |
他の大型家具もまとめて処分できる | 見積もりを取らないと追加料金が発生する場合がある |
譲渡・寄付する
まだ使える机であれば、SNSや地域掲示板のジモティーで募集をかけたり、地域の子育て支援団体や福祉施設に問い合わせたりして譲渡・寄付することも検討してみましょう。処分費用がかからず、必要な人に活用してもらえるため社会貢献にもつながります。
譲渡や寄付の際には、相手との連絡調整や運搬方法の確認が必要になります。さらに、寄付を検討している場合でも、すべての団体が家具の寄付を受け付けているわけではないため注意が必要です。
カタニャン
メリット | デメリット |
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無料で処分できる | 譲渡先との日程調整や運搬手段が必要 |
社会貢献やリユース活動につながる | 受け取り手がすぐに見つかるとは限らない |
状態が良ければ喜ばれる | 引き取りを断られる可能性もある |
2.学習机はどうやって捨てる?処分方法と注意点
学習机は、一般的な机に比べてサイズが大きく重量もあり、照明や棚などの付属品が多いため、処分時には特別な配慮が必要です。ここでは、学習机の処分方法とポイントと、分別時の注意点について詳しく解説します。
学習机の処分方法とポイント
学習机の処分は、基本的には前述の6つの方法から選べます。ただし、学習机ならではの特徴を理解しておくことで、より適切な処分方法を選びやすくなります。
一般的に、学習机は通常のデスクよりも重く、20〜30kgを超えることも珍しくありません。さらに、学習机は2階の子ども部屋に設置されていることが多く、階段での運び出しが大きな負担となります。
このようなケースでは、不用品回収業者の利用が最適です。2階からの搬出も含めて対応してくれるため、体力に自信がない方でも安心して処分できます。
また、有名メーカー品の学習机をお持ちなら売却もおすすめです。比較的高値で取引されることがあり、実際のフリマアプリでは以下のような価格で売買されています。
・ACTUS(アクタス) 学習机:25,000円
・カリモク家具 学習机:19,600円
・無印良品 無垢材 学習机:22,800円
相談者
カタニャン
学習机を処分する際は、重量・設置場所・時期を考慮し、あなたの状況に最も適した方法を検討してみてください。
学習机を捨てる際の注意点
学習机にはネジや金具、電源付きの照明器具などが含まれる場合があり、「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「小型家電」などに分別する必要があります。
特に照明付きの机は、照明部分を外してから処分しなければならない場合も。木製部分と金属部品を分けて処理するためにも、電動ドライバーなどを使って安全に解体作業を行うことが重要です。
3.状況に応じた最適な処分方法の選び方
机の処分方法は一つではなく、「費用をかけたくない」「手間を省きたい」「すぐに処分したい」など、それぞれの状況によって最適な方法が異なります。ここでは、あなたの条件や優先事項に合わせて、どの処分方法が最も適しているかを具体的にご提案します。
費用をできるだけ抑えたい場合
できるだけお金をかけたくない場合は、自治体の粗大ゴミ回収が最もおすすめです。数百円の処理費用で済み、自治体のルールに沿って確実に処分できます。
また、状態が良ければリサイクルショップへの持ち込みやフリマアプリの活用で、逆に利益が出る可能性もあります。加えて、知人への譲渡や寄付も無料で処分できる方法です。
手間をかけたくない人・時間がない場合
重い家具を自分で運び出すのが難しい、あるいはすぐに処分したい場合は、不用品回収業者への依頼がベストです。申し込みから回収まで最短当日対応も可能で、自宅まで来て運び出してくれます。
また、家具販売店の引き取りサービスも、買い替えの際には非常に便利です。新しい机を購入すれば、同時に古い机を引き取ってもらえるため、運搬や解体の手間がかかりません。
処分しながら利益を得たい場合
処分しながらお金を得たい場合は、リサイクルショップでの買取やフリマアプリでの販売を検討しましょう。特にブランド家具や状態の良いものは高値がつく可能性があります。
カタニャン
あなたに最適な机の捨て方を見つけよう!
机を処分する際は、自分が何を優先するかを明確にすることが大切です。処分費用を最小限にしたいなら粗大ゴミ回収、即日処分したいなら不用品回収業者、まだ使える机なら売却や譲渡など、状況に応じて選択肢は変わります。
学習机は重量があり、2階からの運び出しが必要な場合も多いため、体力的な負担も考慮しましょう。また、照明付きの机は電気部品の分別が必要になるなど、処分前の確認事項も忘れずに。
本記事で紹介した6つの方法から、費用・手間・時間のバランスを考えて、自分にぴったりの処分方法を選んでください。迷ったときは、まず自治体の粗大ゴミ回収から検討してみるのがおすすめです。