電動自転車の処分方法6選!売却・廃棄の費用と注意点を徹底解説

電動自転車の処分方法6選!売却・廃棄の費用と注意点を徹底解説

「もう使っていない電動自転車、どこに持っていけばいいの?」捨て方がわからず、ついそのままになっていませんか?

電動自転車は、バッテリーや電動ユニットが搭載されているため、普通の自転車とは処分方法が異なります。特にバッテリーは発火のリスクがあるため、自治体のゴミとして捨てることはできません。

この記事では、電動自転車の処分方法6選とバッテリーの処分方法解説しますまた、防犯登録の抹消方法やよくある質問も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

電動自転車の処分方法6選

電動自転車の処分方法は、廃棄から売却・譲渡まで大きく分けて6つあります。まずは、主要な6つの処分方法を比較した早見表をご覧ください。

処分方法 費用の目安 手間 おすすめな人
自治体の粗大ゴミ 500円~2,000円程度 × 安く捨てたい人
自転車専門店 0円(売却益) 新しい自転車を買う人
自転車リサイクルショップ 0円(売却益) 手軽に売りたい人
フリマアプリ・ネットオークション 0円(売却益) × 高く売りたい人
不用品回収業者 5,000円~ 他の不用品も処分したい人
友人・知人に譲渡 0円 身近にほしい人がいる人

※○…手間が少ない、△…手間がかかる、×…非常に手間がかかる

ここからは、各処分方法の詳しい手順、メリット・デメリットを一つずつ詳しく解説していきます。

方法1:自治体の粗大ゴミに出す

壊れた電動自転車を処分する基本的な方法は、自治体の粗大ゴミに出すことです。ほとんどの自治体で、電動自転車本体は「粗大ゴミ」として収集してもらえます。

注意

ただし、バッテリーは取り外して別途処分するルールになっています。外したバッテリーは、リサイクル協力店に持ち込む必要があります。

費用目安 500円~2,000円程度(自治体による)

粗大ゴミに出す手順

  1. お住まいの自治体の「粗大ゴミ受付センター」に電話やインターネットで申し込みます。
  2. 手数料を確認します。
  3. コンビニや郵便局などで、手数料分の「粗大ゴミ処理券(シール)」を購入します。
  4. 処理券を本体の見やすい場所に貼り、指定された収集日の朝、指定された場所に出します。
メリット デメリット
売却できない自転車を、比較的安価に処分できる。 バッテリーは別途、自分でリサイクル協力店に持ち込む必要がある。
自治体が回収するため、不法投棄などの心配がなく安心。 バッテリーの処分と本体の処分の「二度手間」になる。
ルールが明確でわかりやすい。 申し込みから収集日まで、1〜2週間以上かかる場合がある。

方法2:自転車専門店で下取り・売却する

電動自転車の価値を最も正しく評価してもらえるのは、自転車専門店での下取り・売却です。新しい電動自転車の購入と同時に古いものを「下取り」に出す方法と、単純に「売却(買取)」してもらう方法があります。

大手自転車専門店(サイクルベースあさひ、イオンバイク、サイクルスポットなど)では、買い替え時の下取りサービスや買取を行っている場合が多いです。

カタニャン

自転車専門店なら、防犯登録の抹消手続きなども含めてスムーズに対応してもらえるよ!

以下の手順で査定、売却を進めましょう。

  1. 最寄りの自転車専門店が下取り・買取に対応しているか、ウェブサイトや電話で確認します。
  2. 買取の場合、メーカー名、モデル名、購入年、バッテリーの状態などを伝えて、おおよその査定額を聞きます。
  3. 自転車本体、バッテリー、充電器、鍵、身分証明書、防犯登録の控え(あれば)を持参し、査定を受けます。
  4. 査定額に納得すれば、必要書類(譲渡証明書など)に記入し、売却代金を受け取ります。
メリット デメリット
専門知識のあるスタッフが適正価格で査定してくれる。 総合リサイクルショップと比べると、査定基準が厳しめな場合がある。
下取りの場合、新しい自転車の購入金額から差し引いてもらえる。 状態が悪い、古すぎる、メーカー不明のものは買取不可になる。
防犯登録の抹消など、面倒な手続きを代行してくれる。 お店まで自力で自転車を運ぶ必要がある(出張買取非対応の場合)。

方法3:自転車専門のリサイクルショップに売却する

自転車を専門に扱っている中古リサイクルショップや、一般の総合リサイクルショップに売却する方法です。

特に自転車専門のリサイクルショップは、専門店同様に高値が期待できるほか、「出張買取」に対応しているお店も多く、自宅まで査定・引き取りに来てもらえるのが大きなメリットです。パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンといった人気メーカー品は特に需要があります。

売却する手順

  1. 自転車専門のリサイクルショップや、出張買取対応の総合リサイクルショップを探します。
  2. 電話やウェブで査定を申し込み、メーカー、モデル名、状態、バッテリーの容量・劣化具合などを伝えます。
  3. 【出張買取】予約日時にスタッフが自宅に来訪し、実車を査定。金額に納得すれば、その場で引き取り・現金化(または後日振込)となります。
    【店頭買取】専門店と同様に、店頭に持ち込んで査定を受けます。

カタニャン

少しでも高く売却するために、以下のポイントを実践してみてね!

査定前にちょっとした準備をするだけで、買取価格が数千円アップすることもあります。

  • 全体を水拭きして汚れを落とす(特にフレーム、サドル、ハンドル)
  • タイヤの空気を入れる
  • チェーンの錆びを拭き取る
  • バッテリーを満充電にしておく
  • 付属品を揃える(充電器、鍵、取扱説明書、保証書など)
  • 購入時期やメンテナンス履歴を伝える
メリット デメリット
出張買取なら、自宅にいながら査定・売却が完了する。 総合リサイクルショップの場合、専門知識がなく安価な査定になることも。
専門店で値段がつかなかったモデルでも買い取ってくれる可能性がある。 状態が悪いもの、バッテリーが完全に使えないものは買取不可となる。
手続きがスピーディーで、その場で現金化できる場合が多い。 自分で防犯登録の抹消を求められる場合がある。

方法4:フリマアプリ・ネットオークションで売却する

メルカリやヤフオク!など、フリマアプリやネットオークションで売却する方法です。

専門店やリサイクルショップの買取価格よりも、個人間売買の方が高値で売れる可能性が高いです。

ただし、電動自転車のような大型商品は、配送に10,000円~20,000円以上かかることもあります。送料をどちらが負担するかで購入者とトラブルになりがちなので、事前にしっかりと確認しておく必要があります。

注意

売却の際は「防犯登録の抹消」と「譲渡証明書」の準備が必須です。これを怠ると、後々トラブルの原因になるので、気をつけましょう。

売却する手順

  1. 自転車の状態がわかる写真を撮影し、メーカー、モデル名、購入年、キズ、バッテリーの持ち(充電何回で何km走行可能か)などを詳しく記載して出品します。
  2. 送料を明記するか、「直接引き取り限定」として出品します。
  3. 売れたら、譲渡証明書と自転車本体を引き渡します。
メリット デメリット
うまくいけば、どの方法よりも最も高値で売れる可能性がある。 梱包・発送の手間が非常に大きく、送料が超高額(1~2万円)になる。
古いモデルや訳あり品でも、ほしい人が見つかる場合がある。 防犯登録抹消や譲渡証明書の準備を自分で行う必要がある。
「直接引き取り」に限定すれば、送料の問題を回避できる。 「バッテリーの持ちが違った」など、個人間トラブルのリスク。

方法5:不用品回収業者に依頼する

手間をかけず、バッテリーごと処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが最適です。壊れて動かない自転車や、他の粗大ゴミ(家具・家電など)もまとめて処分したい場合に非常に便利です。

電話一本で自宅まで回収に来てくれ、バッテリーが付いたままの状態で引き取ってくれるので手間がかかりません。ただし、自転車1台だけの処分では割高になるため、他の不用品とまとめて依頼するのがおすすめです。

費用目安 5,000円~(※出張費や基本料金込み。トラック積み放題プランなら10,000円~20,000円)

注意

「無料回収」を強調する業者や、トラックで巡回しながら「不用品を無料で回収します」と放送している業者は要注意です。見積もりを出さずに作業を始めようとする、許可証の提示を拒む、連絡先が不明確な業者も避けましょう。

信頼できる不用品回収業者を選ぶために、以下のポイントをチェックしてください。複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格がわかり、悪質業者を避けられます。

  • 「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っている
  • ホームページに会社情報(住所・電話番号・許可番号)が明記されている
  • 事前に無料で見積もりを出してくれる
  • 追加料金の有無を明確に説明してくれる
  • 口コミ・評判がよい(GoogleマップやSNSで確認)
メリット デメリット
バッテリーを取り外す必要がなく、丸ごと引き取ってもらえる。 自転車1台だけだと、出張費などで費用が割高になる。
他の不用品もまとめて処分でき、最短即日対応も可能。 業者選びに注意が必要。無料回収を謳う悪質な業者(高額請求)も存在する。
面倒な手続きや運び出しの手間が一切かからない。 価値がある自転車でも、基本的には「処分品」として扱われる(買取不可)。

方法6:友人・知人に譲る

身近に電動自転車をほしがっている人がいれば、友人や知人に譲るのもよい方法です。処分費用がかからず、相手にも喜んでもらえます。

ポイント

もし友人や知人でほしい人が見つからない場合は、ジモティーなどの地域密着型の掲示板サイトで、近くに住んでいる人を探すこともできます。直接引き渡しができるため、高額な送料の心配もありません。

譲渡先が見つかったら、自転車店や警察署で「防犯登録の抹消」手続きを行います。「譲渡証明書」を作成し、譲渡先(相手)に自転車本体と一緒に渡しましょう。

メリット デメリット
処分費用がかからず、相手に喜んでもらえる。 防犯登録の抹消や譲渡証明書の作成など、法的な手続きが必要。
大切にしていた自転車を、知っている人に使ってもらえる。 譲った後にバッテリーの不具合などが見つかると、人間関係のトラブルに。
手続きさえすれば、梱包や配送の手間は少ない。 譲渡先が簡単に見つかるとは限らない。

電動自転車のバッテリーの処分方法

電動自転車の処分において、最も重要で、絶対に間違えてはならないのが「バッテリーの処分」です。

バッテリーは自治体のゴミに出せない

電動自転車に使用されている「リチウムイオン電池」は、絶対に自治体のゴミ(粗大ゴミ・不燃ゴミ・可燃ゴミ)として捨ててはいけません。

注意

リチウムイオン電池は、強い衝撃が加わったり、内部でショートが起きたりすると、発熱・発火する危険性があります。もし誤って自治体のゴミに出してしまうと、ゴミ収集車の中や処理施設で押し潰された際に発火し、車両火災や施設火災を引き起こす原因となります。

実際に、バッテリーが原因とみられる火災事故は全国で多発しており、非常に深刻な問題となっています。

正しいバッテリーの処分方法

安全に処分する方法は、「一般社団法人JBRC」のリサイクル協力店に持ち込むことです。JBRCは、小型充電式電池の再資源化に取り組む団体です。

持ち込み先

  • JBRCのリサイクル協力店(主に自転車専門店、一部の家電量販店、ホームセンターなど)
  • JBRCの公式サイトで、最寄りの協力店を検索できます。

お店の入口やサービスカウンター付近にある、JBRCの黄色い「小型充電式電池リサイクルBOX」を探し、そのままボックスに入れるだけで完了です。費用は一切かかりません。

注意

バッテリーがショートするのを防止するため、バッテリーの端子部分(金属が露出している部分)にビニールテープなどを貼って絶縁してから処分しましょう。

バッテリーの寿命の目安

電動自転車のバッテリー寿命は、一般的に以下のとおりです。

  • 充電回数 約700~900回(3~5年程度)
  • 走行距離 メーカーや容量により異なるが、新品時の50~70%程度まで劣化すると「寿命」とされる

カタニャン

バッテリーが寿命を迎えた場合も、同様にJBRCの回収ボックスに持ち込んで処分してね!

防犯登録の抹消と譲渡証明書

バッテリーと並んで重要なのが、法的な手続きです。自転車を「売る」または「譲る」場合は、「防犯登録の抹消」手続きが必須となります。

注意

防犯登録は、その自転車の所有者があなたであることを公的に証明するものです。これを抹消しないまま他人に渡してしまうと、法的な所有権が曖昧なままになり、トラブルの原因となります

防犯登録抹消の手続き

手続きをする場所

  • 防犯登録を行った自転車店
  • 最寄りの警察署・交番

手続きに必要なもの

  • 防犯登録カード(控え) 無くても手続きは可能ですが、時間がかかる場合があります
  • 身分証明書 運転免許証、健康保険証など、あなたの住所と氏名が確認できるもの
  • 自転車本体 所有者確認のため、原則として自転車本体の持ち込みが必要です

手数料は、自治体によって異なりますが 無料~500円程度が目安です。

譲渡証明書とは

抹消手続きが完了したら、売却・譲渡する相手には「譲渡証明書」を必ず渡してください。

これは、「私がこの自転車をあなたに正式に譲渡しました」という私的な契約書であり、次の所有者が新たに防犯登録するために必須の書類となります。

譲渡証明書に記載する内容

  • 譲渡日
  • 譲渡人(あなた)の氏名・住所・電話番号・捺印
  • 譲受人(相手)の氏名・住所
  • 車体情報(メーカー、車体番号、色など)

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インターネットで「自転車 譲渡証明書 テンプレート」と検索すれば、簡単にテンプレートをダウンロードできるよ!

電動自転車の処分に関するよくある質問

バッテリーだけでも処分できますか?

はい、処分できます。お近くの「JBRCリサイクル協力店(自転車専門店など)」に設置されている黄色い回収ボックスに、バッテリーだけを持っていけば無料で処分できます。

壊れて動かない電動自転車でも売れますか?

売れる可能性はあります。

「自転車専門店」や「フリマアプリ」であれば、人気メーカー品(パナソニック、ヤマハ、ブリヂストン)の場合、壊れていても「パーツ取り用」や「修理(リペア)前提」として価値がつくことがあります。

鍵をなくした電動自転車でも処分・売却できますか?

処分は問題なく可能です。鍵がなくても粗大ゴミとして出せますし、不用品回収業者も引き取ってくれます。

売却は可能ですが、査定額が大幅に下がります特にバッテリーの鍵がないと、バッテリーが使えないため、査定額が数千円~1万円程度下がってしまいます。

鍵がない場合は以下のような対処法があります。

  • メーカーに鍵の再発行を依頼(3,000円~5,000円程度)
  • 鍵なしでも買い取ってくれる業者を探す
  • 「鍵なし」として正直に出品し、価格を下げて売る

3輪の電動自転車(電動アシスト三輪車)も同じ方法ですか?

はい、基本的な処分方法は同じです。

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • サイズが大きいため、通常の自転車(500~1,000円)より高く、1,500円~3,000円程度かかる場合があります
  • 重量がある三輪車は重いため、自力で運ぶのが困難です。「不用品回収業者」に解体・搬出から任せるのが最も安全で手軽です
  • バッテリーの処分は同じで、本体とバッテリーを分けて処分するルールは変わりません

バッテリーの容量が減っていても売れますか?

売れますが、査定額は下がります。バッテリーの劣化具合によって、以下のように査定額が変わります

  • 新品時の80%以上 ほぼ満額査定
  • 新品時の50~80% 査定額30~50%ダウン
  • 新品時の50%以下 査定額50~70%ダウン、または買取不可

査定時には、バッテリーの充電何回で何km走行可能かを正直に伝えましょう。

防犯登録の控えをなくしてしまいました。抹消できますか?

はい、可能です。ただし、手続きに時間がかかります。防犯登録カード(控え)がない場合でも、以下のもので抹消手続きができます。

  • 身分証明書
  • 自転車本体(車体番号で照合)
  • 購入時のレシートや保証書(あれば)

ポイント

警察署や自転車店で「防犯登録の控えをなくした」と伝えれば、車体番号から登録情報を検索して抹消手続きを行ってくれます。ただし、照合に30分~1時間程度かかる場合があります。

ルールを守って電動自転車を安全に処分しよう

この記事では、電動自転車の正しい処分方法について詳しく解説しました。電動自転車の処分で最も大切なのは、リチウムイオン電池の危険性を理解し、正しいルールで処分することです。

まだ状態がよく、人気メーカー品(パナソニック、ヤマハ、ブリヂストン等)であれば、まずは「自転車専門店」や「リサイクルショップ」での売却を検討するのが最優先です。思わぬ高値で売れる可能性があります。

手間をかけてでも最高値を目指したいなら「フリマアプリ」もよいでしょう。ただし、売却・譲渡の際は、必ず「防犯登録の抹消」と「譲渡証明書」の準備を忘れ内容にしましょう。

そして、バッテリーの取り外しが面倒、他にも不用品がある、とにかく今すぐ丸ごと処分したいという場合は、「不用品回収業者」が最も手軽で安全な解決策となります。

ご自身の状況(自転車の状態、予算、手間をかけられる時間)に最も合う方法を選んで、安全かつ適切に電動自転車を手放しましょう。