ドライヤーの正しい捨て方と費用を抑える方法を徹底解説

ドライヤー 捨て方

壊れたドライヤーを処分したいけど、「何ゴミに出せばいいの?」「リチウム電池入りでも普通に捨てて大丈夫?」と迷っている方は多いのではないでしょうか?

一見、簡単に捨てられそうですが、間違った方法で捨てるとルール違反になったり、火災などの思わぬトラブルにつながったりする可能性もあります。

この記事では、そんなドライヤーの捨て方や、リチウムイオン電池内蔵型ドライヤーの処分方法について詳しく紹介します。また、コード・付属品の扱いや、よくある質問についても紹介します。

費用や手間、ご自身の状況に合わせて最適な処分方法がきっと見つかりますので、ぜひ参考にしてください。

ドライヤーの捨て方7選

ここでは、ドライヤーの捨て方を、自治体のゴミ回収からリサイクル、売却、譲渡まで、代表的な7つの方法を紹介します。それぞれの特徴や手順を知っておけば、自分に合った最適な方法を選びやすくなります。

捨て方 費用 手間 こんな人におすすめ
自治体の不燃ゴミ 0円 無料で簡単に捨てたい人
自治体の粗大ゴミ 200〜500円程度 公的ルートで確実に処分したい人
小型家電リサイクルボックス 0円 環境に配慮してリサイクルしたい人
家電量販店の下取りサービス 0〜1,000円程度 新しいドライヤーを購入する人
不用品回収業者 2,000〜5,000円程度〜 他の不用品もまとめて処分したい人
フリマアプリ・ネットオークション 0円(プラスになる場合も) 少しでも高く売りたい人
知人に譲る・寄付する 0円 誰かに役立ててもらいたい人

※手間:○=手間ゼロ・△=やや手間がかかる・×=手間がかかる

捨て方1:自治体の不燃ゴミで捨てる

ドライヤーを最も手軽に処分できるのが、不燃ゴミとして出す方法です。多くの自治体では、サイズが一定以下であれば指定の不燃ゴミ袋に入れて出すだけで回収されるため、追加費用がかからず便利です。

ただし、地域によっては「電化製品は不燃ゴミ不可」としている場合もあり、コードが長いものは切断や束ねて出すよう求められることもあります。

注意

コードレスで電池を内蔵しているタイプは対象外となる可能性が高いため、事前確認が必要です。

メリット デメリット
無料で処分できる 地域によっては対象外になる場合がある
普段のごみ出しと同じで手軽 金属部品やサイズ制限で出せないことがある
特別な申し込みが不要 コードの処理を求められることがある

捨て方2:自治体の粗大ゴミで捨てる

ドライヤーのサイズが大きい場合や、自治体の基準で粗大ゴミと定められている地域では、粗大ゴミとして処分する必要があります。

利用する手順

  • 自治体の粗大ゴミ受付センターに電話やWebで申し込む
  • コンビニやスーパーで粗大ゴミ処理券を購入する
  • 処理券をドライヤーに貼る
  • 指定日に収集場所へ出す

申し込みが必要で、回収日も決められているため、即日処分はできませんが、公的な方法なので安心して利用できます。費用は200〜500円程度が一般的で、コンビニなどで購入する処理券を貼り付けて出すのが基本です。

メリット デメリット
公的なルートなので安心 200〜500円程度の費用がかかる
確実に回収してもらえる 予約から回収まで1週間以上かかることもある
申し込み方法が明確 希望日に捨てられない場合がある

捨て方3:小型家電リサイクルの回収ボックスを利用する

環境に配慮した処分方法として、小型家電リサイクルの回収ボックスを利用する方法があります。ドライヤーは対象製品に含まれているため、設置場所に持参すれば無料で回収してもらえます。リサイクルによって資源を再利用できる点が大きなメリットです。

利用する手順

  • 自治体や設置施設のHPで回収ボックスの場所を確認する
  • ドライヤーが対象か(サイズ・電池有無など)を確認する
  • 指定された回収ボックスに持参して投入する

カタニャン

投入口に入らないと回収してもらえないので、事前にサイズを確認しておこう!
メリット デメリット
無料で処分できる サイズ制限や電池内蔵製品は対象外になることがある
環境にやさしい処分方法 ボックスの設置場所まで持参が必要
事前予約不要で利用できる 投入口に入らない場合は不可

捨て方4:家電量販店の下取りサービスを利用する

新しいドライヤーを購入する予定があるなら、家電量販店の下取りサービスが最も手間のかからない方法です。購入と同時に古い製品を引き取ってもらえるため便利です。

利用の手順

  • 店舗の下取りサービス内容を確認する
  • 新しいドライヤーを購入するときに下取り希望を伝える
  • 店頭または配送時に古いドライヤーを渡す

ポイント

購入しなくても回収してもらえる店舗もありますが、不要品のみを持ち込む場合は有料になることが多いです。

メリット デメリット
購入と同時に処分できる 不要品だけを持ち込むと有料の場合がある
手間がほとんどかからない 店舗やメーカーごとに対応が異なる
無料回収してくれるケースもある 下取り対象外の製品もある

捨て方5:不用品回収業者に依頼する

複数の不用品をまとめて処分したいときや、自宅から運び出すのが難しい場合には、不用品回収業者の利用がおすすめです。

電話一本で自宅まで来てもらえるため、大型家電や家具も同時に処分できます。費用は3,000円〜と高めですが、手間をかけずに済むのが大きなメリットです。

利用の手順

  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 許可を持つ正規業者を選ぶ
  • 希望日時を予約する
  • 回収日にドライヤーを渡し、料金を支払う

不用品回収業者を利用する際は、必ず「一般廃棄物処理業の許可」を持つ正規業者を選ぶことが重要です。無許可の業者に依頼すると、不法投棄や高額請求などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

カタニャン

事前に見積もりを取っておくと安心だよ!できれば、複数の業者から見積もりを取ろう!
メリット デメリット
自宅まで来てくれるので楽 費用が3,000円〜と高め
他の不用品もまとめて処分できる 無許可業者によるトラブルに注意が必要
即日対応してくれる業者もある 信頼できる業者を探す手間がある

捨て方6:フリマアプリ・ネットオークションで売却する

まだ使える状態のドライヤーであれば、フリマアプリやネットオークションで売却するのもおすすめの方法です。捨てるのではなく再利用してもらえるため、環境面でもプラスです。

利用する手順

  • ドライヤーを清掃し、動作確認を行う
  • 明るい場所で写真を撮影する
  • 商品説明にメーカー名・型番・状態を詳しく記載する
  • 購入されたら梱包して発送する

フリマアプリやネットオークションでドライヤーを高く売るためには、清潔感のある写真を撮影することが重要です。明るい場所で全体や細部を写し、使用感が少なく見えるよう工夫しましょう。

さらに、メーカー名や型番、購入時期、使用頻度などを詳しく記載すると、信頼性が高まります。また、相場を調べて適正価格を設定することも大切です。

カタニャン

売却できれば現金化できるのは魅力だけど、必ずしもすぐ売れるとは限らないので注意しておこう!
メリット デメリット
現金化できる 売れるまで時間がかかる場合がある
環境にやさしいリユース 梱包や発送の手間がある
匿名配送で安全に取引可能 使用感が強いと売れない可能性もある

捨て方7:知人に譲る・寄付をする

まだ十分に使えるドライヤーを誰かに役立ててもらいたい場合は、知人に譲るか寄付をするのも良い方法です。処分費用がかからず、社会貢献にもつながります。

寄付を受け付けている団体はNPO法人やリユース団体などがあり、国内外で再利用されるケースもあります。

手順

  • 知人や寄付団体に受け取り可能か確認する
  • ドライヤーを清掃し、動作確認を行う
  • 団体の申込方法(発送・持込)を確認する
  • 指定された方法で譲渡・発送する

注意

ただし、状態が悪い製品は受け付けてもらえないこともあります。動作確認と清掃をしてから渡すのが基本です。

メリット デメリット
誰かに役立ててもらえる 送料が自己負担になることが多い
社会貢献につながる 対象外の製品は受け入れ不可
廃棄せず有効活用できる 動作品でないと譲渡できない

ドライヤーを安全に処分するための注意点

ここでは、ドライヤーを安全・適切に処分するために知っておきたい重要な注意点を詳しく解説します。

リチウムイオン電池内蔵型ドライヤーは要注意

近年人気のコードレスドライヤーには、リチウムイオン電池を内蔵している製品があります。リチウムイオン電池は衝撃や破損によって発火する危険があるため、通常の不燃ゴミや粗大ゴミとして出すことはできません

電池を取り外せる構造のドライヤーであれば、本体と電池を分けて処分します。取り外した電池は「小型充電式電池回収ボックス」に投入可能です。家電量販店、ホームセンター、自治体施設などに設置されており、無料で回収してもらえます。

電池が本体に組み込まれていて外せない製品は、自分で無理に分解せず、そのまま小型家電リサイクルボックス」に出す必要があります。ボックスに入らないサイズの場合や近くに設置場所がない場合は、自治体が実施している小型家電回収サービスや、購入した販売店の回収サービスを利用するのが確実です。

電池が取り外せないときは、自分で分解してもいいのかな…?

相談者

カタニャン

リチウムイオン電池は傷つけると発火する可能性があって危ないので、絶対に自分で分解したらダメだよ!

コードや付属品の扱いにも注意

ドライヤーを処分する際は、本体だけでなくコードや付属品の扱いにも注意が必要です。

コードについては、多くの自治体で「本体に束ねて出す」というルールが一般的です。特に長いコードはそのまま出すと絡まりやすく、回収作業員のケガや作業の妨げになる可能性があります。そのため、ビニールテープなどでしっかりと巻き付けて固定してから出しましょう。

また、付属品も処分時には確認が必要です。プラスチック製のパーツは、本体と一緒に処分できるケースが多いですが、シリコン製やゴム製などの付属品は「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」などに分別するように指定されている場合があります。

お住まいの自治体の分別方法を確認したうえで処分するようにしましょう。

ドライヤーの捨て方に関するよくある質問

ここでは、ドライヤーの捨て方でよくある質問を紹介します。

故障していても捨てられる?

ドライヤーが壊れていても、多くの場合は問題なく処分できます。ただし、処分方法によっては捨てられない場合もあります。

  • 不燃ゴミ粗大ゴミ、不用品回収業者は、故障していてもOK
  • 家電量販店の下取りサービスでは動作品のみが対象であることが多い
  • フリマアプリや寄付では「動作確認済み」が条件

破損により鋭利な部分(割れたプラスチックなど)が露出している場合は、新聞紙や段ボールで包み、安全に処理しましょう。

Q. ヘアアイロンやコテも同じ捨て方でいい?

基本的には同じですが、素材やサイズによって分別方法が異なる場合があります。

  • 30cm未満であれば不燃ゴミとして処分可能な自治体が多い
  • サイズや形状によっては粗大ゴミ扱いになることもある

ただし、コテのプレート部分にはセラミックや金属素材が使われているため、処理区分が異なることがあります。念のため各自治体の「家電ごみ一覧表」などを確認しましょう。ルールがわからない場合は、地域の清掃センターや役所の窓口に電話相談するのも有効です。

Q. 無料で処分する方法は?

無料で処分できる主な方法は、以下の通りです。

  • 自治体の不燃ゴミに捨てる
  • 小型家電リサイクルの回収ボックスに入れる
  • 家電量販店の下取りサービスを利用する
  • フリマアプリ・ネットオークションで売却する
  • 知人に譲る・寄付する

最適なドライヤーの捨て方を選んで安全に処分しよう

この記事では、ドライヤーの捨て方として、自治体のゴミ回収からリサイクル、売却、譲渡まで7つの方法をご紹介しました。

もう一度、それぞれの方法をおさらいしてみましょう。

  • 手軽さ重視なら:「不燃ゴミ」「粗大ゴミ」
  • 環境への配慮なら:「小型家電リサイクル」
  • 買い替えと同時なら:「家電量販店の下取り」
  • まだ使えるものなら:「フリマアプリ」「知人・寄付」
  • 他の不用品も一緒なら:「不用品回収業者」

どの方法を選ぶ場合でも、まずはお住まいの自治体のルールを確認することが基本です。特に、リチウムイオン電池を内蔵したコードレスタイプは、発火の危険があるため分別方法を必ず守る必要があります。

この記事を参考に、ご自身の状況やドライヤーの状態に最も合った方法を選び、安全かつ適切に処分しましょう。

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